起業って何?起業の意義と目的

そもそも起業って何なのでしょう?
それに、いったい何のために起業するのでしょうか?

なんとなく「かっこいい」とか、「難しそう」といったイメージがある中で、「そもそも起業って何?」というところは、わかっているようで、意外と漠然としているものです。
なので、ここからは、頭の中でぼんやりとイメージしていた「起業」について、もう少し具体的に知ってみるということをテーマに、話を進めていきたいと思います。

「起業に興味がないわけではないけれど、自分に関係があるのか、自分にできるのか、自分に向いているのかよくわからない」という人も、もしかしたら起業へのイメージが変わるかもしれません。
よかったら参考に見てみてくださいね。


「起業」とは?

起業

起業と言うと、オフィスを借りて、人を雇って、斬新な商品やサービスを作って、営業に行って、広告を出して。。。
こんな感じのことをイメージするかもしれません。
確かに、起業したら、それに伴って、いろいろなことをすることになると思います。

ただ、「起業」そのものの定義で言えば、もっとシンプルです。
ひと言で表すとしたら、「事業・ビジネスを興すこと」です。

一般的には、初めて個人事業主として開業したり、法人を設立したりする場合に、「起業」という言い方をします。
形式的には、開業届や設立届を提出するなど、法律的な手続きを行うことで、「起業」の事実が生まれます。
まだ何もしていない状態でも、ひとつの事業体として形ができることになるので、ある意味、この時点で起業は完了です。
起業するのに資格はいらないので(認可の必要な事業を行う場合は別ですが)、形式的な起業だけなら、誰でもあっという間にできてしまいます
面接も試験もないので、むしろ会社に就職するより簡単です。
ただ、現実的には、実際に事業・ビジネスを始めて、実体ができてこそ、起業と言えます。


「事業・ビジネス」とは?

なぜ

では、事業やビジネスとはいったい何かというと、ざっくり言えば、何かしらの価値を持つ商品やサービスを生み出し、第三者に提供することです。
辞書的な定義で言うと、営利目的で行う経済活動です。
もっと簡単に言えば、お金を稼ぐために行う活動です。

起業と言うと、なんとなく新しいこと、かっこいいこと、斬新なこと、難しいことでないといけないようなイメージもありますが、まったくそんなことはありません。
それらは、いわゆるベンチャー企業のイメージです。
既に存在する商品やサービスの提供を後発で始めたとしても、起業は起業なので、心配ご無用です。

身近なところで言えば、モノを仕入れてヤフオクやフリマアプリで販売したり、スキルシェアのサイトで自身のノウハウやアドバイスを販売したりするのも、ひとつの事業・ビジネスです。
お小遣い稼ぎとの違いは?というのが、気になるところだと思いますが、その境界線は明確に決まっているわけではないので、お金を稼ぐために、反復・継続的に行っていれば、自己判断で事業・ビジネスになります


起業の目的とは?

青色申告

起業の目的を聞かれた時、「世界を救うため」とか、「社会に貢献するため」とか、壮大でかっこいいことを言えないといけないようなイメージがあるかもしれません。
一方で、「自分の力を試すため」とか、「大金を稼いで、優雅な生活をするため」というのも、よく聞くかと思います。
いずれにしても、なんだか大きなことにチャレンジしなくてはならない感じがしてしまいますが、決まりはないので、「誰が聞いても立派な目的じゃないと」なんて、力む必要はありません。
目的は何でも大丈夫です。

一般的に、起業というと、お金をたくさん稼ぐことが成功であり、それこそが正解であるかのようなイメージがあります。
確かに、ビジネスは継続的に利益が出ていないと続けていけないので、利益の追求はビジネスの大前提です。
そういう意味では、ビジネスの目的はお金を稼ぐことですし、お金をたくさん稼いでこそ、ビジネスは成功したと言えるかもしれません。

ただ、お金を稼ぐために、
・仕事がハード過ぎるとか
・ストレスがかかり過ぎるとか
・誰かを犠牲にしなければならないとか
・時間や場所を制限されるとか
自分にとって耐えがたいことがビジネスの条件になっているとすれば、続けるのが苦しくなってしまいます。
これでは、起業が成功したとは言い難いですよね。
お金を稼ぐだけだったら、起業までしなくても、転職すればよかったのかもしれません。

お金さえ稼げれば、すべてのことが理想通りになると思われがちですが、お金を稼いだからと言って、自動的に自分の理想的な人生が実現するほど、話は単純ではありません
ここが重要なポイントです。

せっかく起業するのであれば、そのプロセスを通して、自分の理想的な人生を実現していきたいですよね。
だからこそ、起業の目的は、あくまで「自分の理想的な人生を実現すること」であるべきだと思います
お金以外のことも含めて、それぞれが自分の理想を思い描くことが大切です。

起業は、「自分の起業の目的」を考えることから始まります
そして起業は、自分の理想の人生の実現に役立てることができます
起業は憧れるものではなく、利用するもの
起業は、誰でも、いつからでも可能です

「どうしたら、起業によって自分の理想が実現できるのか」については、こちらのページで詳しく説明していますので、気になる方は、ぜひ読んでみてくださいね。

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